製造業における防災・減災対策セミナー
災害に強い工場づくり
地震・水害などの自然災害、火災などの人的災害と、常に企業は多くの災害リスクにさらされています。災害発生時には、従業員や近隣地域への人的被害、操業への長期的な被害に加え、サプライチェーンにも重大な影響を与えるおそれがあり、改めて企業防災のあり方が問われています。
本セミナーでは、災害に強い工場づくりを目指して、各回個別テーマを掲げ、専門家による講演や 企業による事例紹介により、想定される危険を理解し、必要な対策の在り方を考えます。
スケジュール 全日程オンライン開催 ~テーマ毎のお申込みも可能です~
第1回 地震対策 11/14(金) 13:30~16:20
講演 13:30~15:00 (講演90分) | 「南海トラフ地震対策と防災庁」 ~巨大地震に備え、製造業が取り組むべき対策とは~ 名古屋大学 名誉教授 あいち・なごや強靭化共創センター長 福和 伸夫 氏 ⇒プロフィール |
過去の地震災害から将来の被害を予測する 新たな南海トラフ地震の被害想定を知る 想定される工場への被害を把握し対策を始める 防災庁を設置し災い転じて福と為す | |
事例紹介 15:10~16:20 (講演60分 質疑応答10分) | 「熊本地震を教訓にグループ全体で取り組んできた減災対策」 ~能登半島地震を経験して~ アイシン軽金属㈱ 執行幹部 吉井 克成 氏 |
能登半島地震での工場被災状況と災害直後からの初動対応、復旧取り組み 能登半島地震から得た教訓と被害低減への取り組み |
第2回 水災対策 11/25(火) 13:30~15:00
講演 13:30~15:00 (講演90分) | 「激甚化する豪雨・洪水災害への備え」 ~中部を襲う水災害から製造拠点をまもる~ 名古屋大学 名誉教授 名古屋産業科学研究所 上席研究員 辻本 哲郎 氏 ⇒プロフィール |
近年の水災害(豪雨・洪水・高潮)の激甚化 治水・水防災の仕組み 大規模水災害の減災:災害時対応・復旧・復興 製造拠点の水災リスク回避 |
第3回 火災対策 11/26(水) 13:30~16:20
講演 13:30~15:00 (講演90分) | 「火災事故の変質を予測し、防止するための革新的教育研究システムづくり」 ~火災リスク・被害低減に向けた火災科学研究分野の取り組み~ 東京理科大学 火災科学研究所長・創域理工学研究科 国際火災科学専攻教授 松山 賢 氏 ⇒プロフィール |
工場火災の特徴と実態を学ぶ 想定される工場への被害を把握する(人的被害・物的被害) 建物の用途・構造・規模等を考慮した火災現象を学ぶ 今の工場の火災対策の不足点から、日々取り組むべき火災対策を学ぶ | |
事例紹介 15:10~16:20 (講演60分 質疑応答10分) | 「教訓から火災ゼロを仕組みで実現するマネジメントへの変革」 ~職場裁量型防火活動からの脱却~ トヨタ車体㈱ 安全健康推進部防火企画推進室室長 東 和志 氏 |
火災のリスクレベルの取り決めと徹底した現場主導型の点検清掃活動を学ぶ 現象対策だけでなく、全社の体制・業務プロセス改革まで踏み込んだ未然防止と 現場実践型人材育成について学ぶ 防火要件の見える化(=防火工程管理)を通した日常管理への落とし込みと 防火アセスによる職場マネジメント力の見える化・維持向上活動の実践を学ぶ |
講師(専門家)プロフィール
第1回 地震対策
名古屋大学 名誉教授
あいち・なごや強靭化共創センター長 福和 伸夫 氏
1981年 名古屋大学大学院工学研究科博士課程前期課程建築学専攻修了
1981年 清水建設㈱ 原子力部入社
1982年 一級建築士(164759・82.4.15)
1989年 工学博士(名古屋大学・論工博925・89.5.29)
1991年 名古屋大学 工学部助教授(建築学科)
1997年 名古屋大学 先端技術共同研究センター教授(環境・生命工学プロジェクト分野)
2001年 名古屋大学大学院 環境学研究科教授(都市環境学専攻 建築学系)
2009年 構造設計一級建築士(建築士証交付番号第2290号, 2009.2.19)
2009年 名古屋大学大学院 環境学研究科副研究科長
2010年 名古屋大学 減災連携研究センターを兼務
2012年 名古屋大学 減災連携研究センター教授、センター長(2021年3月まで)
2021年 藤田医科大学医学部 客員教授
2022年 名古屋大学 名誉教授
名古屋産業科学研究所 上席研究員
名古屋大学減災連携研究センター 特任教授
愛知工業大学地域防災研究センター 客員教授
中部大学中部高等学術研究所 客員教授(2025年まで)
兵庫県立大学減災復興政策研究科 客員教授
第2回 水災対策
名古屋大学 名誉教授
名古屋産業科学研究所 上席研究員 辻本 哲郎 氏
1998~2015年 名古屋大学大学院工学研究科教授
2002~2005年 東京大学工学系研究科教授(併任)
2016~2023年 河川情報センター・河川情報研究所所長
2017~2020年 金沢大学工学部特任教授
第3回 火災対策
東京理科大学 火災科学研究所長・創域理工学研究科国際火災科学専攻教授 松山 賢 氏
2000年に東京理科大学 博士(工学)を取得。
東京理科大学助手、准教授を経て、現在、創域理工学研究科 国際火災科学専攻 教授。
2021年度より同大学 火災科学研究所 所長、2023年8月から同大学 マルチハザード都市防災研究拠点 副拠点長を併任。
専門は火災安全工学。主に、建築火災を対象に燃焼・煙流動など、様々な火災現象に関して実験的なアプローチでメカニズム解明を実践。
2020年日本火災学会賞。日本防火技術者協会理事、国際火災安全科学学会(IAFSS)理事を歴任。
参加者の声
豊富な知識を基にした事例紹介や未然防止のためにすべきことなど、専門家でないと聞けない内容だった。 災害の怖さを再認識でき、製造業として行うべきことのヒントを得られた。 | |
リスクの高い事業環境において、開催対策に真剣に取り組み成果を挙げられている。 取り入れることのできそうな事案もあり、参考になった。 | |
被災後の具体的な復旧作業内容やその後の対策について、実際の体験に基づいた具体的な話を聞くことができ、 自社の今後の対策を考える上で大いに参考になった。 |
開催要領
とき | ①地震対策 2025/11/14(金) 13:30~16:20 ②水災対策 2025/11/25(火) 13:30~15:00 ③火災対策 2025/11/26(水) 13:30~16:20 |
開催方法 | オンライン(Zoomを使用) |
対象 | 災害対策に関わる部門責任者、担当者 等 |
参加費 | ■全3回セット申込み(第1回~3回全てにご参加の方) 会員:28,600円 ・ 一般:38,500円 ■1テーマ毎の申込み(第1回 地震対策・第3回 火災対策) 会員:13,200円 ・ 一般:17,160円 ■1テーマ毎の申込み(第2回 水災対策) 会員:8,800円 ・ 一般:10,780円 ※会員組織:中部IE協会、日本IE協会、関西IE協会、九州IE協会、 中部生産性本部、中部マーケティング協会の入会組織 ※1名分、消費税を含む(視聴される方全員のお申込みが必要です) |
主催 | 中部インダストリアル・エンジニアリング(IE)協会 |
共催 | 日本インダストリアル・エンジニアリング(IE)協会 関西インダストリアル・エンジニアリング(IE)協会 九州インダストリアル・エンジニアリング(IE)協会 一般財団法人中部生産性本部 中部マーケティング協会 |
備考 | 申込締切日: ■全3回セット申込み…11/10(月) ■1テーマ毎の申込み 「地震対策」…11/10(月) 「水災対策」…11/19(水) 「火災対策」…11/20(木) ※申込期限に遅れる場合は予めご連絡ください。 【運営方法】 ①講師の都合などの事情により、日程・時間・内容の変更をさせていただく場合がございます。 ②申込受付後、1人目の参加申込者の方宛に請求書をご送付申し上げます。 ③参加費は、請求書に記載の期日までに指定の銀行口座へお振り込み願います。 振込手数料は、お客様にてご負担ください。 ④当日資料・参加URLは、 参加申込者の方 に、各回開催前日までにメールにてお送りいたします。 ⑤各回申込締切日以降の参加キャンセルについては、参加費の返金をいたしかねますので、ご了承ください。 【注意事項】 下記事項をご確認、同意の上、お申込みをお願いいたします。 1.講演の録画、録音、配布資料記載事項の無断転載、オンライン参加の場合は画面撮影、 画面キャプチャー、SNSなどへの掲載を固くお断りいたします。 その様な行為が発覚いたしました場合、事務局より削除を要請し、損害賠償を請求させていただきます。 2.(オンラインの場合)当方に起因しないシステムトラブルにより画像・音声に乱れが生じた場合については、再送信や返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 3.申込者もしくは代理参加以外の参加はご遠慮願います。 (オンラインの場合、視聴URL等は参加されるご本人のみ有効です。第三者への転送はご遠慮ください。) 4.本注意事項については、代理参加となった場合は、代理参加者に自動的に適用されます。 問い合わせ先:上田 TEL:052-221-1261 |
TEL.052-221-1261
