一般財団法人中部生産性本部のホームページ

　昨今の物流業界を取り巻く環境変化は激しく、ドライバー不足や、地政学的リスク等によるサプライチェーンの混乱などにより、「物流崩壊」すら危惧されております。特に本年からトラックドライバーの時間外労働の上限規制が適用され、輸送力不足が懸念されており、企業はこの2024年問題に対して何も対策を行わなかった場合には、2024年には14.2％さらに2030年には34.1%不足する可能性があるとの警告も出ております。
　物流という社会インフラを支える為には、これまでの業界における商慣行の見直し、物流ＤＸの推進、荷主の意識改革など、物流事業者のみでなく、荷主企業も一体となって変革に取り組むことが重要です。本研究部会は、物流品質・お客様満足向上を基本にしつつ、サプライチェーン全体の効率化・価値創造に資するとともに、高い付加価値を生み出す物流への変革を実現するために、具体的先進事例に学ぶとともに、あわせて荷主企業と物流事業者との交流を図る場として開催します。