2024年度 顧客コミュニケーション研究部会
生活者のライフスタイルが変化し、多様な価値観、嗜好が生まれ、顧客満足を高めることも難しい時代となっています。そのような中、顧客に対して価値ある商品、サービスを提供し、企業が競争力を獲得して成長していくためには、ESとCSを高めて優れた顧客体験を構築することが重要です。優れた顧客体験を提供するためには、企業と顧客の各接点においての良質でデザインされたコミュニケーションを行っていくことが必要です。当研究部会では、顧客との価値共創により新たな価値を生み出すをテーマに、これからの企業のコミュニケーション戦略に求められる要素や顧客体験価値を創出する仕組みについて学びます。
年間スケジュール
【第1例会】 2024/5/21(火) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン | 「寄り添いの経営」 ~ありがとうが集まるオンリーワン企業をめざして ~ 徳武産業㈱ 代表取締役会長 十河 孝男 氏 |
高齢者向けの介護シューズ部門で55%(数量ベース)のシェアを誇る徳武産業。お客さまのニーズを最大限に追求する同社には、年間1,000通以上の感謝の手紙が届きます。足のむくみや腫れ、変形などの症状で歩くことに悩みを抱えた方々に「片方のみ」や「左右サイズ違い」販売、「パーツオーダーシステム」の導入など、業界の常識を覆す取り組みを行っています。「社会貢献」「社員の幸福の追求」を理念とする経営及び顧客とのコミュニケーションについてうかがいます。 | |
「あらゆる世代の女性たちへ!PLAZA「Nice to meet me!」プロジェクト開発秘話」 ㈱スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー 事業戦略本部担当課長兼Nice to meet me!プロジェクトリーダー 中村 優希 氏 | |
全国133店舗を展開する生活雑貨店「PLAZA」では、2022年よりころとからだに、あたらしい出会いを届けるプロジェクト「「Nice to meet me!」がスタートしました。「心と身体の健康と健やかな人生を送る大切さを考えるきっかけを提供したい」というメンバーの思いから、第一弾商品としてこれまでPLAZAでは取り扱いのなかったオリジナルパッケージの生理用ナプキン「The Week」を開発。2023年第二弾商品 オリジナルサニタリーショーツ「SaniBuddy」を開発し、全国の店舗、オンラインストアにて販売しました。商品開発や取り組みついてうかがいます。 | |
【第2例会】 2024/7/24(水) 14:00~17:00 エリエールプロダクト㈱ 静岡工場 (静岡県富士宮市) | 「アテントのもっといいパンツプロジェクト」 ~誰もが気軽にはける未来を目指して~ 大王製紙㈱ H&PC部門 グローバルマーケィング本部副本部長 中田 賢二 氏 |
衛生用紙製品No.1ブランドの「エリエール」を展開する大王製紙では大人用紙パンツをより快適なものにして、誰もが気軽に使えるようにするため、2020年から「もっといいパンツプロジェクト」がスタートしました。ユーザーの声を反映しながら2021年には「かくさないパッケージ」を開発・商品化。また、ワコールのコラボカラー商品として「エレガントピンクベージュ」を発売し、大人用紙パンツに対するイメージを変える取り組みを推進している同プロジェクトについてうかがいます。 | |
【第3例会】 2024/9/11(水) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン | 「‟イマーシブ(没入)体験”を提供するBAKEの新たなブランドづくり」 ~「お菓子を、進化させる。」 一方通行から共創へ~ ㈱BAKE 取締役CBO 北村 萌 氏 |
ベイクチーズタルトやプレスバターサンドなどの人気のスイーツを手掛けるお菓子のスタートアップのBAKEでは、2013年の創業以来「1ブランド=1プロダクト」「工房一体型」をキーワードに、専門店業態として多店舗展開推進していました。しかし、コロナ禍以降、売り上げが激減し大きなダメージを受けたことからマルチブランド展開やEC販売と戦略を刷新。2023年には、EC中心の新ブランド「架空のパティスリー『しろいし洋菓子店』」がオープンしました。同社が進めるOMO戦略についてうかがいます。 | |
「「段ボール」が包装資材から販促ツールへ進化 」 ~新たな体験価値を提供するプロモーションツールへ ~ レンゴー㈱ デザイン・マーケティングセンター担当課長 佐久間 智代 氏 デザイン・マーケティングセンター主任 木村 友美 氏 | |
国内で初めて段ボールを製造販売した業界最大手のレンゴー。これまで商品を運び、守る外装箱の役割であった段ボールを最新のデジタル印刷を駆使した「デジパケ」を活用することで商品の魅力を伝える情報発信力を持つ販促ツールへ進化させています。「デジパケ」を提供することで、販促効果の高い売場づくりを可能にし、また、通販市場においては、競合との差別化や固定ファンの獲得を可能にするなど、顧客へ新たな価値を提供し続けている同社の取り組みついてうかがいます。 | |
【第4例会】 2024/10/31(木) 14:00~17:00 TOTOミュージアム (福岡県小倉市) | 「TOTOミュージアムをランドマークとしたTOTOファンを増やす取り組み」 TOTO㈱ 総務本部社史資料室室長 (TOTOミュージアム館長) 古賀 淳一 氏 |
衛生陶器国内トップシェアを誇るTOTO。2015年には創立100周年を記念し、創立の地である小倉からブランドを発信し、ステークホルダーとの接点をはかる場としてつくられたTOTOミュージアム。下水道が未整備の時代から「豊かで快適な生活文化を創造」してきた自社の歴史に加え、水まわり商品の進化を伝えている。創立当時より顧客満足を経営の基本と考える同社のミュージアムを通じたファンを増やす取り組みについてうかがいます。 | |
【第5例会】 2024/12/3(火) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン | 「「スマドリ」で、飲み方の多様性を尊重し合える日本へ」(仮) ~ 新しくて楽しい、お酒の生活文化の創造。 ~ スマドリ㈱ 人選中 |
アサヒビール(株)が提唱するスマドリとは、スマートドリンキングの略で、お酒を飲む人・飲まない人、飲める人・飲めない人、飲みたい時・飲めない時、あえて飲まない時など、一人ひとりの体質や気持ちに合わせた多様性を認め合える社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを推進しています。このスマドリの取り組みの中で、お酒を飲めない、飲まないZ/ミレニアル世代にフォーカスしたマーケティング活動を推進することをミッションに、2022年1月に(株)電通デジタルとの合弁会社として設立されたのがスマドリ(株)です。 自治体・企業・大学など社外とのコラボレーションにより、スマドリの認知理解促進の活動から、飲酒にまつわる課題解決に向けた取り組みなどを行う一方で、お酒を飲む人も飲まない・飲めない人も楽しめる「SUMADORI-BAR SHIBUYA」「THE 5th by SUMADORI-BAR」を運営するスマドリ社の浸透策についてうかがいます。 | |
「ひとりでも多くの方に「ギョーザ」で‟感動”や‟笑顔”を届けたい」 ~『冷凍餃子フライパンチャレンジ』プロジェクトで生活者の声に応える ~ 味の素冷凍食品㈱ マーケティング本部戦略コミュニケーション部 PRグループ長 勝村 敬太 氏 | |
ギョーザの売り上げ日本一を誇る味の素冷凍食品。油・水なしで誰でも簡単に羽根つき餃子が調理できるロングセラー商品だが、2023年5月11日に「冷凍餃子がフライパンに張り付いた」というコメントがSNSに投稿されました。原因調査のため張り付いたフライパンの募集をXにて呼びかけたところ、3日間で全国から1000箱以上のフライパンが集まりました。そこからスタートした「冷凍餃子フライパンチャレンジ」プロジェクト、特設サイトやnoteで検証の様子を公開。ピンチをチャンスに変えた同社のプロジェクトについてうかがいます。 | |
【第6例会】 2025/2/5(水) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン | 「ブランドコミュニケーション」 折衝中 |
内容調整中 | |
「多彩なコミュニケーション活動を通じて、KINCHOらしさを発信」 ~金鳥の夏はいかにして日本の夏になったのか?~ 大日本除虫菊㈱ 取締役相談役 上山 久史 氏 | |
「金鳥の渦巻」「キンチョール」「ゴンゴン」などの家庭用殺虫剤や防虫剤で数多くのヒット商品を持つKINCHO(大日本除虫菊㈱)は、創業初期の明治時代にはすでに広告活動に力を入れていました。お馴染みとなった、ユニークでインパクトのあるテレビコマーシャルをはじめとした各種媒体での広告などKINCHO独自のコミュニケーション戦略を展開し、全国的な規模で話題作りを図っている同社の取り組みについてうかがいます。 |
本部会で得られること
各事例や企業の取り組みを吸収することにより、自社のコミュニケーション戦略、マーケティング戦略に活か
すことができます。
講師企業、参加企業の担当者と交流することにより、自社戦略の点検、ヒントを見出すことができます。
ファン獲得、ロイヤルユーザーを育てるための方策を学ぶことができます。
広報施設、コミュニケーション施設を実際に訪問することにより、顧客に対してのアプローチの仕方、企業メッ
セージの伝え方を実際に学ぶことができます。
本部会のポイント
第1・3・5・6例会はセミナールーム現地参加+オンライン配信のハイブリッド形式で開催するためどこからで
も参加することができます。また、講師も来場するため(場合によってはリモート講演あり)、名刺交換などで
コンタクトできます。
第2・4例会では実際の現場を訪問し、講師や参加者同士でコミュニケーションを取りながら、現地現物で学びま
す。
例会終了後にも内容をアーカイブ(許可された例会のみ)にてご視聴いただける環境を整えておりますので聞き
逃しや復習にもお使いいただけます。
幹事
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) | コンサルティング事業本部経営戦略第2部 副部長 シニアマネージャー | 林田 充弘 氏 |
ブラザーリビングサービス(株) | 総務部/フードサポート部 部長 | 北島 佳樹 氏 |
(株)中日新聞社 | 広告局広告二部長 | 鈴木 宏英 氏 |
NTP名古屋トヨペット(株) | 執行役員 | 岩内 裕二 氏 |
(株)アイシン | VC事業センターエネルギーVCカンパニー E-VC営業部 部長 | 橋本 さとる氏 |
開催要領
とき | 2024/5/21(火)、7/24(水)、9/11(水)、10/31(木)、12/3(火)、2025/2/5(水) |
ところ | 第1・3・5・6例会 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン 第2例会 エリエールプロダクト㈱静岡工場(兵庫県尼崎市) 第4例会 TOTOミュージアム(福岡県北九州市) |
対象 | CS推進部門、販促・マーケティング部門、お客様関連部門、経営企画関連部門責任者・担当者 |
参加費 | 会員:83,600円 ・ 一般:116,600円 (消費税10%込) [1口2名登録] |
備考 | 申込締切日:2024年5月14日(火) 15:00 ※申込締切日以降のキャンセルは年間登録費を返金いたしかねますので、ご了承願います。 年間登録費のお支払いにつきましては、お申込み受付後請求書をご送付いたしますので、請求書に記載の指定日までに指定銀行へお振込み願います。なお、お支払いの際に発生します銀行へ支払う振込手数料はお客様にてご負担願います。請求書は登録者本人宛に送付いたします。別途ご希望の方は事務局への連絡・問い合わせ欄にご記入ください。 ■運営方法 1.講師の都合などの事情により、日程・時間・内容並びに開催形態の変更、参加の制限をさせていただく場合が ございます。 2.各例会は登録法人によるメンバー制で運営をいたします。(1口2名登録。代理参加可) 3.各例会、行程表/集合方法も含めて詳細案内を開催40日程前に事務局よりご連絡いたします。 (各例会出欠確認をとりますので必ずご返信ください) 4.各例会とも指定いたしました集合場所へ各自でご集合ください。(現地集合、現地解散) ■セミナー参加における注意事項 ※下記に記載の注意事項をご確認、同意の上お申込みをお願いいたします。 1.講演の録画、録音、配布資料記載事項の無断転載、オンライン参加の場合は画面撮影、画面キャプチャー、S NSなどへの掲載を固くお断りいたします。その様な行為が発覚した場合、事務局より削除を要請し、損害賠 償を請求させていただきます。 2.(オンラインの場合)当方に起因しないシステムトラブルにより画像・音声に乱れが生じた場合については、 再送信や返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。 3.登録者並びに代理参加以外のご参加はご遠慮願います。(オンラインの場合、視聴URL等は参加されるご本 人のみ有効です。第三者への転送はご遠慮ください。) 4.講師・見学先の都合により、同業者の方々のご参加をお断りする場合がありますのでご了承願います。その際 には他の例会に人数追加でご参加いただくなど配慮させていただきます。 5.本注意事項については、年度登録者並びに代理参加となった場合は、代理参加者に自動的に適用されます。 |