2023年度 商品企画研究部会
ライフスタイルの多様化、情報通信技術の進化に伴い、生活者の価値観・情報接触・購買行動も変化を続けています。生活者の心に響く商品企画のためには、その商品で実現できる価値(コト)の創造と、生活者の想像を超え、生活者の期待を超えるイノベーションが必要となっています。 当研究部会では商品企画から市場投入までのプロセスについて、マーケットインの視点から事例研究を中心に探究します。生活者・購買者のインサイトをとらえた魅力ある商品・サービスの企画・開発について情報提供するとともに、変わり続ける市場や生活者意識のトレンドについても研究を進めます。
年間スケジュール
【第1例会】 2023/5/25(木) 14:00~17:00 ナゴヤeスタジアム (名古屋市) | 「急速に進化を遂げる日本のeスポーツ」 ~地域経済の発展に向けて~ (一社)愛知eスポーツ連合 事務局長 塩田 直道 氏 |
eスポーツは、本年、中国で開催されるアジア競技会で正式種目に採用されるなど世界的な盛り上がりをみせております。若年層へのコンタクトの手法として当地域においても企業イベントなどで活用の場が増えてきており、4月にはeスポーツを専門的に学ぶことができるeスポーツ高等学院名古屋校が開校されます。愛知で開催される2026年のアジア競技会に向けて関心が高まり、新たなビジネスモデルの創出が期待されるeスポーツの可能性についてうかがいます。 | |
【第2例会】 2023/7/12(水) 14:00~17:00 コクヨ工業滋賀 (滋賀県愛知郡) | 「トップシェアを独走するコクヨキャンパスノート」 ~購入経験率80%以上という高さの秘訣~ コクヨ㈱ グローバルステーショナリー事業本部ものづくり第1本部 企画開発部 企画開発第1グループ 椿 裕尊 氏 |
1975年に発売されたコクヨのキャンパスノート。学生時代に使用した経験がある方も多いのではないでしょうか。発売後も「着眼点」と「創意工夫」により、時代に合わせたデザインや機能性などの大きなリニューアルが4回行われ、現在は5代目。コクヨが実施した調査では、キャンパスノートの購入経験率は80%以上と驚異的な数字となっています。長きにわたって、多くの方に愛され続けるキャンパスノートの秘訣についてうかがいます。 | |
【第3例会】 2023/9/29(金) 13:30~17:30 吉舎工場 (広島県三次市) | 「温故知新のモノづくり!カイハラデニムが世界に選ばれる理由」 ~国内外のジーンズメーカーから信頼される品質へのこだわり~ カイハラ㈱ 代表取締役 貝原 潤司氏 |
デニム生地メーカーのカイハラは、伝統的な手織正藍染絣製造のノウハウを応用し、国産デニムの草創期よりデニム生地を製造しています。国内初の自社開発に成功したロープ染色に始まり、その後、織布、整理加工、更には紡績工程も加え、日本で唯一のデニム一貫生産体制を確立。そして2016年にはタイにデニム工場を立ち上げ、世界の「プレミアムデニム」には欠くことの出来ない存在となっています。LEVI'S、EDWIN、ユニクロをはじめ国内外約300を超えるブランドから信頼をされている同社の商品企画・開発についてうかがいます。 | |
【第4例会】 2023/11/16(木) 14:00~17:00 不二イノベーションセンター (大阪府泉佐野市) ※開催日が変更となりました。 | 「持続可能な新しい食の創造」 ~大豆で未来を変える「プライムソイミート」~ 不二製油グループ本社㈱ イノベーション推進マネージャー 中森 俊宏 氏 |
創業から70年以上、主に植物性素材の事業を行っている不二製油グループでは、サステナビリティ経営を推進するなかで、、栄養価が高く、地球環境負荷も低い「大豆」の価値に早くから着目し1957年に大豆研究に着手。以後半世紀以上にわたり“大豆は地球を救う”という信念のもと研究を重ね、植物性油脂と大豆たん白の技術を蓄積。2022年にはプライムテクスチャー製法を用いた新タイプの大豆ミート『プライムソイミート』の販売している同社の取り組みについてうかがいます。 | |
【第5例会】 2023/12/19(火) 14:00~17:00 三好事業所 (みよし市) | 「研削研磨事業を通じて産業の成長と発展を支える」 ~市場の変化に対応した商品開発~ ㈱ノリタケカンパニーリミテド 工業機材事業本部 技術本部 商品技術部 ビトリファイドグループ グループリーダー 大浦 雄介 氏 |
ノリタケカンパニーリミテドは、洋食器の製造で培ったセラミックスに関わるさまざまな技術を進化させることで、工業用研削砥石の製造と販売を開始、現在では国内最大の研削・研磨工具の総合メーカーへと成長しています。研削砥石やダイヤモンド・CBN工具、研磨布紙などを製造しており、加工精度や加工能率など、その性能は世界でもトップクラスを誇り、自動車、鉄鋼、ベアリングといった日本の基幹産業を陰で支えています。従来の技術を顧客のニーズに合わせて幅広い産業に製品を提供する同社の商品開発についてうかがいます。 | |
【第6例会】 2024/2/15(木) 14:00~17:00 Kawasaki Robostage (東京都港区) | 「社会課題を解決する総合ロボットメーカーへ」(仮題) ~モノづくりの現場を支えてきた産業用ロボットメーカー 「川崎重工」の描く、ロボットの社会実装~ 川崎重工業㈱ 精密機械・ロボットカンパニー ロボットディビジョングローバル戦略部 営業企画課課長 牧田 幹彦 氏 カワサキロボットサービス㈱ 販売部 インバウンド推進課 東京ショールーム所長 張 慧 蘭 氏 |
国産初の産業用ロボットを製品化して半世紀。 川崎重工はいつの時代も確かな技術で、最先端のロボットを開発してきました。 そして2030年に目指す将来像として、全社で「グループビジョン2030」を制定しました。 グループビジョンに掲げるソリューションの内、ロボットテクノロジーが大きく関わる「安全安心リモート社会」と「近未来モビリティ」の領域での具体的な取り組みをはじめ、川崎重工が提案する最新のロボット技術、またロボットと人が共に生きる未来の社会についてうかがいます。 |
商品企画研究部会のポイント
・現地現物にこだわり、テーマに沿った先進企業へ訪問。工場やショールーム見学を集合型で開催。
・新しいコンセプトやヒット商品・サービス、ロングセラー商品の企画・開発について担当者からの
講演・質疑・コメントなど双方向にて実施します。
・企業経営や商品開発の専門家の総括のコメントにより、理解度が高まります。
コメンテーター
㈱V字経営研究所 代表取締役 酒 井 英 之 氏
※各例会、テーマに対するコメントをいただきます。
次世代リーダーの成長をガイドする経営コンサルタント。
慶應義塾大学経済学部卒業後、ブラザー工業(株)に入社。入社2年目に考案したラベルライター 「P-touch」が発売から30年を経た今も全米でシェア60%を超えるロングセラーとなる。その後カラーコピー機の営業担当となり優秀セールスマン賞を計7回受賞。同社がミシンから情報機器メーカーへとV 字回復する一翼を担う。この経験を活かし、92年から戦略コンサルタントへ転身。三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(株) では、経営戦略部長兼プリンシパルを9年間務める。シェア8%の商品が70%に躍進した事例や、最後発で市場参入した企業が7年かけてシェアNo.1企業へと成長したケースなど、オンリーワン企業支援実績多数。
2014年に「次世代リーダーの成長をガイドする」をミッションに独立。
「人生送りバント」をモットー、空理空論を嫌い、現場に入り込んで成果が出るまで指導する姿勢に経営者・幹部のファン多数。
著書に『小さくても儲ける会社の「社長」のチェックボックス』『後継者がカリスマ先代を超えて最高業績を達成するチームV 字経営』『なぜ社員の意識は変わらないのか』ほか。
慶應義塾大学経済学部卒業後、ブラザー工業(株)に入社。入社2年目に考案したラベルライター 「P-touch」が発売から30年を経た今も全米でシェア60%を超えるロングセラーとなる。その後カラーコピー機の営業担当となり優秀セールスマン賞を計7回受賞。同社がミシンから情報機器メーカーへとV 字回復する一翼を担う。この経験を活かし、92年から戦略コンサルタントへ転身。三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(株) では、経営戦略部長兼プリンシパルを9年間務める。シェア8%の商品が70%に躍進した事例や、最後発で市場参入した企業が7年かけてシェアNo.1企業へと成長したケースなど、オンリーワン企業支援実績多数。
2014年に「次世代リーダーの成長をガイドする」をミッションに独立。
「人生送りバント」をモットー、空理空論を嫌い、現場に入り込んで成果が出るまで指導する姿勢に経営者・幹部のファン多数。
著書に『小さくても儲ける会社の「社長」のチェックボックス』『後継者がカリスマ先代を超えて最高業績を達成するチームV 字経営』『なぜ社員の意識は変わらないのか』ほか。
開催要領
とき | 5/25(木)、7/12(水)、9/29(金)、11/13(月)、12/19(火)、2/15(木) |
ところ | ①ナゴヤeスタジアム ②コクヨ工業滋賀 ③カイハラ 吉舎工場 ④不二製油グループ本社 不二イノベーションセンター ⑤ノリタケカンパニーリミテド 三好事業所 ⑥Kawasaki Robostage |
対象 | 企画・開発部門、デザイン部門、マーケティング部門 責任者・担当者 |
参加費 | 会員:77,000円 ・ 一般:110,000円 (消費税10%込) [1口1名登録] |
備考 | 申込締切日:2023年5月18日(木) 15:00 ※申込締切日以降のキャンセルは年間登録費を返金いたしかねますので、ご了承願います。 年間登録費のお支払いにつきましては、お申込み受付後請求書をご送付いたしますので、請求書に記載の指定日までに指定銀行へお振込み願います。なお、お支払いの際に発生します銀行へ支払う振込手数料はお客様にてご負担願います。 請求書は登録者本人宛に送付いたします。別途ご希望の方は事務局への連絡・問い合わせ欄にご記入ください。 ■運営方法 1.悪天候や自然災害の発生、講師の都合などの事情により、日程・時間・内容並びに開催形態の変更、 参加の制限をさせていただく場合がございます。 2.各例会は登録法人によるメンバー制で運営をいたします。(1口1名登録。代理参加可) 3.各例会、行程表/集合方法も含めて詳細案内を開催40日程前に事務局よりご連絡いたします。 (各例会出欠確認をとりますので必ずご返信ください) 4.各例会とも指定いたしました集合場所へ各自でご集合ください。 ■セミナー参加における注意事項 ※下記に記載の注意事項をご確認、同意の上お申込みをお願いいたします。 1.講演の録画、録音、配布資料記載事項の無断転載、オンライン参加の場合は画面撮影、画面キャプチャー、S NSなどへの掲載を固くお断りいたします。その様な行為が発覚いたしました場合、事務局より削除を要請 し、損害賠償を請求させていただきます。 2.(オンラインの場合)当方に起因しないシステムトラブルにより画像・音声に乱れが生じた場合については、 再送信や返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。 3.登録者並びに代理参加以外のご参加はご遠慮願います。(オンラインの場合、視聴URL等は参加されるご本 人のみ有効です。第三者への転送はご遠慮ください。) 4.講師・見学先の都合により、同業者の方々のご参加をお断りする場合がありますのでご了承願います。その際 には他の例会に人数追加でご参加いただくなど配慮させていただきます。 5.本注意事項については、年度登録者並びに代理参加となった場合は、代理参加者に自動的に適用されます。 |