2022年度 デジタルイノベーション研究部会
ありとあらゆるものがつながる時代となり、技術も進化し、生活者の行動様式、思考も変化しています。企業はそのような状況を踏まえ、デジタル技術を活用した「新たな発想」を持ってイノベーションを創出し、BtoB、BtoCの各シーンにおいてマーケティング戦略を実行していくことが必要です。また、急激に変化する事業環境の中、自社の可能性を見出すためにもAIを活用したマーケティングや革新的に進歩するICT、IoTの現状、デジタルシステムの進化を的確に捉えていくことが重要です。当研究部会では、さらなる変化をみせるICT社会の実態とDXの方向性、そこから生まれるイノベーションについて考察し、デジタル社会が変える企業と顧客の関係性と「デジタル」の今後について考える場とすべく各種事例を紹介いたします。
年間スケジュール
【第1例会】 2022/6/13(月) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン |
「地域課題を解決するコミュニティインフラの創造」 ~地域型情報銀行MINLYの実証成果とDXの未来~ 中部電力㈱ 事業創造本部部長 黒木 信彦 氏 事業創造本部情報銀行ユニット課長 大喜 康生 氏 |
中部電力では「社会課題を解決するコミュニティインフラの創造」を目指し、2020年3月より豊田市で地域型情報銀行MINLYの実証を行っています。その中で、パーソナルデータを地域課題の解決のために共有する取り組みには様々な課題があることが見えてきました。2年間の実証を踏まえて、その課題はどのように解決していくべきか、地域として備えておくべきコミュニティインフラとはどうあるべきか、地域の未来のための取り組みについてうかがいます。 |
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「個人データを安全安心に活用し、地域のにぎわい創出と課題解決に貢献」 BIPROGY㈱ 社会公共サービス第一事業部中部公共ビジネス部マネージャー 柴崎 僚太 氏 |
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2021年にデジタル庁が設立され、データを活用した地域課題の解決、生活者の暮らしやすさ、企業による新たなサービスなど、デジタル化社会への取組みが加速しています。一方で、パーソナルデータの利活用においては、不正利用に対する利用者の不安、データ保護に対する企業のリスクなどが課題として挙げられます。産学官民の連携によるデータ活用の取組み事例など、パーソナルデータの利活用で実現される社会の未来像についてうかがいます。 |
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【第2例会】 2022/7/28(木) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン |
「DXに必要な人材像と組織構築方法」
~データ人材の必要性と自社でチェックすべきポイント~
㈱SIGNATE 代表取締役社長 齊藤 秀 氏
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DX推進に成功している企業は未だ限定的であり、従事する人材(データ人材)が圧倒的に不足している状況下にあります。SIGNATEは、国内最大6万人を超えるデータ人材の会員ネットワークを通じ、様々な産業領域においてデータ活用によるDX推進を支援されています。また、蓄積されたノウハウを活用した全社規模のデータ人材育成やDX組織構築の実績も豊富です。本テーマでは、DXの本質とは何か?必要な人材像と人数はどのくらいか?具体的なDX組織構築法について、成功事例も交えてうかがいます。 |
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「JTBCにおけるDX推進のリアル」 西日本旅客鉄道㈱ デジタルソリューション本部 データアナリティクス課長 宮崎 祐丞 氏 |
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2017年創設時、たった4人のグループからスタートして、2020年には社長直轄のデジタルソリューション本部の中核として、現在JR西日本のDXをけん引するデータアナリティクスグループ。社内に眠るデータ活用に注目する企業は増えている一方、部署の立ち上げが難航する企業も少なくありません。JR西日本はどのようにチームづくりを成功させ、実績をつくっていったのか?元新幹線の運転士を含む国内トップクラスのデータサイエンティスト達と、新進気鋭のベンチャー企業をメインパートナーと位置付け、非IT企業の新規部署としては相当ユニークな成り立ちとその現状についてうかがいます。 |
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【第3例会】 2022/9/16(金) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン |
「AGCのDX」 ~社会的・経済的価値創造に向けて~ AGC㈱ 経営企画本部DX推進部企画・管理グループ グループリーダー 湯浅 修一 氏 |
AGCでは、中期経営計画「AGC Plus-2023」において主要戦略の一つに「DXの加速による競争力の強化」を掲げ、デジタル技術を活用してサプライチェーン革新などの「イノベーション」を実現し、経済的・社会的価値を創造することを目指しています。本例会では、AGCのDXの方針、DX推進の取り組み、技能の共有と伝承及び製造・研究開発、営業等における業務の効率化などの具体的なDXの取り組み事例についてうかがいます。 |
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「未来を見据えた新規事業の取り組み」 ~アサヒが描く”FaaS”構想~ アサヒグループジャパン㈱ Value Creation室長 山本 薫 氏 |
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アサヒの取り組むDXは、本質的にはBX、ビジネス・トランスフォーメーションだと捉えており、BXをデジタル技術を使うことで加速させ、効果を最大化する、という考え方です。BXを進めることで、すべてのお客様が健康でHappyとなる社会の実現を目指しています。本例会では、お客様に感動体験を提供するサービス(Food as a Service)構想や、Value Creation活動(新価値創造の取り組み)を行ううえで必要となる仕組みづくりについてうかがいます。 |
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【第4例会】 2022/10/19(水) 14:00~16:30 オンライン |
「JALにおけるデジタルイノベーションの取り組み」 ~地に足のついたイノベーションでコロナを乗り切る~ 日本航空㈱ デジタルイノベーション本部イノベーション推進部企画グループ長 澤 雄介 氏 |
JALはこれまで、デジタル技術を活用した新たなサービスの実現や業務変革に取り組んできました。新型コロナウイルス感染症拡大により、航空・旅行業界は大変厳しい状況が続いています。このような状況だからこそ求められるJALにおけるイノベーションとDXの考え方について、イノベーション拠点である「JAL Innovation Lab」の紹介中継を交えながら、これまでの取り組みと未来への取り組みの事例を踏まえながらうかがいます。 |
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【第5例会】 2022/12/6(火) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン |
「カーボンニュートラル時代のMaaS戦略」 (一財)計量計画研究所 理事兼企画戦略部長 牧村 和彦 氏 |
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、世界で行政や民間から、次世代のモビリティビジョンが次々に発表されています。長期化するコロナ禍において、新しい移動の価値が生まれており、新しいモビリティサービスが続々と社会実装し始めています。本講演では、カーボンニュートラル時代のMaaS戦略に焦点を当て、グリーンリカバリーの戦略やモビリティ革命のその先、移動×都市DXの国内外の最前線と今後の展望についてうかがいます。 |
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「AI実装によるデジタルトランスフォーメーション」 ㈱ABEJA 代表取締役CEO兼創業者 岡田 陽介 氏 |
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昨今、DXという言葉が多くのメディアで取り上げられており、企業はその対応に日夜追われている状況にあります。しかし、現実として、大部分の企業ではAI活用の遅れにより、DXの前段階であるデジタイゼーション(Digitization)やデジタライゼーション(Digitalization)のみに集中しております。なぜ、最終的なDXのゴールであるビジネスモデルの変革に辿りつけないのか。本例会では、DXへのステップや課題感、具体的なAI活用について事例を踏まえながらうかがいます。 |
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【第6例会】 2023/2/9(木) 14:00~17:00 中部生産性本部 セミナールーム & オンライン |
「デジタルツインが続々誕生、事例に見るDXの最新トレンド」 日経クロステック/日経コンピュータ 副編集長 中山 秀夫 氏 |
多くの企業がDXに本腰を入れており、全社的に展開して複数のプロジェクトを並行して走らせるケースも珍しくなくなりました。IoTやデータレイク、AIといった先端の技術を使ってどういう新サービスや業務変革を実現するのか。現実空間のモノや人を仮想空間にそっくり再現する「デジタルツイン」をはじめとするDXのトレンドについて企業事例を踏まえてうかがいます。 |
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「デジタルツイン・ソリューションTransBotsⓇ」 ~誰でもサービスロボットを操作・管理できる世界を目指して~ 凸版印刷㈱ 事業開発本部 事業開発統括センター課長 森本 哲郎 氏 (情報理工学博士) | |
労働人口減少に向けて、サービスロボットの活用が期待されています。コロナ禍の影響もあり、ここ数年各社実証実験などを加速させてきました。しかしながら、人の作業をロボットに置き換えるサービスロボットの導入は多くの課題を伴います。ロボットそのものの性能や機能性はもちろんですが、操作・管理の仕組みも非常に重要です。本例会では凸版印刷の開発した実空間とそれを再現したVR空間をリアルタイムに連動し複数ロボットの一元管理・協調制御を行うTransBotsⓇの取り組みについてうかがいます。 |
幹事
ブラザー工業㈱ | 技術革新部 | 髙田 博之 氏 |
㈱SRA | 事業部事業部長 | 前田 勝視 氏 |
西日本電信電話㈱ | ビジネス営業本部エンタープライズビジネス営業部デジタルビジネス担当部長 | 松本 貴裕 氏 |
凸版印刷㈱ | 中部事業部ビジネスイノベーション本部カスタマーマーケティング部部長 | 白木 淳 氏 |
㈱三菱UFJ銀行 | 銀行データ・マーケティング室アドミニストレーションGr | 古橋 直子 氏 |
トヨタ自動車㈱ | 国内販売店支援部流通グループGM | 伊藤 宏記 氏 |
開催要領
とき | 2022/6/13(月)、7/28(木)、9/16(金)、10/19(水)、12/6(火)、2023/2/9(木) |
ところ | 中部生産性本部セミナールーム&オンライン ※第4例会はオンライン開催 |
対象 | 販促・営業企画・マーケティング部門、ネットワークビジネス部門、情報システム部門管理責任者・担当 |
参加費 | 会員:83,600円 ・ 一般:94,600円 (消費税10%込) [1口2名登録] |
備考 | 申込締切日:2022年6月6日(月) 15:00 ※申込締切日以降のキャンセルは年間登録費を返金いたしかねますので、ご了承願います。 年間登録費のお支払いにつきましては、お申込み受付後請求書をご送付いたしますので、請求書に記載の指定日までに指定銀行へお振込み願います。なお、お支払いの際に発生します銀行へ支払う振込手数料はお客様にてご負担願います。 請求書は登録者本人宛に送付いたします。別途ご希望の方は事務局への連絡・問い合わせ欄にご記入ください。 ■運営方法 1.新型コロナウイルスの感染拡大状況、講師の都合などの事情により、日程・時間・内容並びに開催形態の変 更、参加の制限をさせていただく場合がございます。 2.各例会は登録法人によるメンバー制で運営をいたします。(1口2名登録。代理参加可) 3.各例会、行程表/集合方法も含めて詳細案内を開催40日程前に事務局よりご連絡いたします。 (各例会出欠確認をとりますので必ずご返信ください) 4.各例会とも指定いたしました集合場所へ各自でご集合ください。 ■セミナー参加における注意事項 ※下記に記載の注意事項をご確認、同意の上お申込みをお願いいたします。 1.講演の録画、録音、配布資料記載事項の無断転載、オンライン参加の場合は画面撮影、画面キャプチャー、S NSなどへの掲載を固くお断りいたします。その様な行為が発覚した場合、事務局より削除を要請し、損害賠 償を請求させていただきます。 2.(オンラインの場合)当方に起因しないシステムトラブルにより画像・音声に乱れが生じた場合については、 再送信や返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。 3.登録者並びに代理参加以外のご参加はご遠慮願います。(オンラインの場合、視聴URL等は参加されるご本 人のみ有効です。第三者への転送はご遠慮ください。) 4.講師・見学先の都合により、同業者の方々のご参加をお断りする場合がありますのでご了承願います。その際 には他の例会に人数追加でご参加いただくなど配慮させていただきます。 5.本注意事項については、年度登録者並びに代理参加となった場合は、代理参加者に自動的に適用されます。 |