生産物流研究部会
モノづくり現場における生産性向上のためには、全体を俯瞰した物流システムの構築がカギを握ります。まずはモノと情報の流れをスムーズにすることでそのネックと停滞の部分を見える化をし、IoTを活用した物流システムの自動化や物流作業の効率化などの改善を加えることで、物流全体のリードタイム短縮につなげていくことが大切です。そこで、生産性向上につなげている事例の研究を通して、モノづくりにおける最適物流について考察します。皆様のご参加・ご登録のほど宜しくお願い申し上げます。
年間スケジュール
【工場見学会】 第1例会 2022/7/5(火) 13:30~17:00 トラスコ中山㈱ プラネット埼玉 (埼玉県幸手市) | 「“日本最大の工具箱”で最高水準の物流サービスの提供」 ~高密度収納と高効率出荷で物流機能の向上~ トラスコ中山㈱ 物流改革部部長 岡田 真也 氏 トラスコ中山㈱は、「がんばれ!!日本のモノづくり」を企業メッセージとして、工業用副資材(プロツール)を幅広く製造業に提供、モノづくり現場を陰から支える専門商社である。同社の最大の物流センターであるプラネット埼玉は、50万アイテムのプロツール(工場用副資材)が在庫可能な“日本最大の工具箱”。高密度収納と高効率出荷を実現する為に多彩な物流機器が集まる当物流センターは、まさに“ロジスティクス ワンダーランド”。今回は、この物流センターにおける取り組みについてお伺いする。 |
【工場見学会】 第2例会 2022/9/8(木) 13:30~16:00 フタバ産業㈱ 本社・岡崎工場 (愛知県岡崎市) | 「IoT活用による工場内物流の見える化」 ~屋内GPSシステムによる最適運搬の構築~ フタバ産業㈱ 岡崎工場長 山田 義人 氏 フタバ産業㈱は、自動車用ボデー部品や排気系部品を生産している。同社では工場内物流の効率化に取り組んでおり、ボデー部品の主力工場である岡崎工場では、センサーや無線通信を活用し、運搬車両や部品供給者の位置や動きのデータを収集・分析することでネック工程の可視化を実現した。従来は時間の掛かっていた現状把握の見える化により改善のスピードを上げ、工場内物流工数の3割減を目標に活動を展開している。それらの取り組みについてお伺いする。 |
【工場見学会】 第3例会 2022/11/15(火) 13:30~17:00 富士フイルムマニュファクチャリング㈱ 海老名事業所 (神奈川県海老名市) | 「物流情報の見える化による最適化/標準化の取り組み」 ~搬送作業効率21%の向上~ 富士フイルムマニュファクチャリング㈱ 需給管理部物流2グループ 五味 康治 氏 富士フイルムマニュファクチャリング㈱は、商業印刷機の生産などを手がける海老名事業所にて物流作業の効率化に取り組んでいる。タブレットやバーコードリーダーなどを用いたナビゲーション「物流ナビ」を開発。作業者が最短ルートで部品を搬送できるようにしたほか、正しい棚に部品を搬送できているか照合可能にしている。また、工場に搬送されてきた仕入れ部品を棚に格納する「棚入れ」工程や、棚から部品を取り出して印刷機の組立ラインに搬送するピッキング工程でも導入を進め、搬送作業効率の20%向上を目指している。それらの取り組みについてお伺いする。 |
【工場見学会】 第4例会 →2022/12/14(水) ① 9:30~12:00 ②14:00~16:30 ㈱デンソー 高棚製作所 (愛知県安城市) | 「リードタイムを切り口にした次世代戦略製品におけるSCMの変革」 ~物の溜まりに拘り、工場内外を同期化した物流の実現~ ㈱デンソー 生産調査部生産調査室室長 太田 好彦 氏 ㈱デンソー高棚製作所では、ADAS(高度な運転支援システム)製品を生産し、ミリ波レーダによる距離認識、画像センサによる物体認識で、自動運転レベルの高度化に貢献している。昨今の自動運転・電動化拡大に伴うコスト構造の変化により、加工費比率が低下し、直接材料費が増える環境をSCM変革のチャンスと捉え、物流費含めた活動領域拡大を目指し、仕入先~工場内~得意先含めたJITの追求による原価低減に取り組んだ。それらの取り組みについてお伺いする。 |
【工場見学会】 第5例会 2023/1/13(金) 13:30~17:00 レンゴー㈱ 淀川流通センター (大阪市福島区) | 「DXと自動装置を駆使した倉庫内作業の効率化」 ~物流現場のさらなる業務改革~ レンゴー㈱ 製紙技術開発本部技術開発課課長 宍戸 正弘 氏 段ボールメーカーであるレンゴー㈱では、DXや自動装置を駆使し、段ボール原紙の積み込みや搬送などの物流改革に取り組んでいる。その最先端をいくのが、2021年に開設された同社淀川流通センターである。同センターでは、製品入出庫管理システムやトラック誘導システムを導入し、RFIDを活用した製品管理や自動リフトを採用することで、倉庫内作業の大幅な効率化を実現。倉庫内作業の効率化だけではなく、ホワイト物流にも貢献している。それらの取り組みについてお伺いする。 |
【工場見学会】 第6例会 2023/2/14(火) 13:00~17:00 マツダ㈱ 本社工場 (広島県安芸郡) | 「AI活用による最適な部品供給の構築」 ~画像分析によるフォークリフトの搬送効率の向上~ マツダ㈱ 生産企画部 長崎 博志 氏 マツダ㈱では、マツダ生産方式の理念のもと、「価値編成」と「Just On Time」の2つの軸で、現場の作業改善を進めている。また、お客様の多様なニーズに応えるべく、多品種少量の車種を混流ラインで生産している。車体工場の物流職場では、最新のIoT/AI技術を活かし、業務の効率化と安全性向上のため、改善活動を進めている。具体的には、動線可視化技術とAI画像分析の活用により、現場のムリ・ムラ・ムダを見える化し、改善を進める活動や、複雑な混流生産といった状況下で、作業者の判断レスで部品供給ができるようになる作業指示システムの開発を行っている。このような活動により物流職場全体としての改善を網羅的に行うことで、生産性の向上に取り組んでいる工場である。それらの取り組みについてお伺いする。 |
幹事
㈱アイシン | 生産・物流改革部TPS推進室室長 | 笠原 勝 氏 |
㈱イノアックコーポレーション | 物流本部本部長 | 三浦 丈史 氏 |
㈱オティックス | 生産管理部海外事業グループ主幹 | 杉本 勝利 氏 |
小島プレス工業㈱ | 生産企画部物流企画室室長 | 西岡 秀二 氏 |
トヨタ自動車㈱ | TPS本部生産調査部主査 | 溝江 真二 氏 |
開催要領
とき | ①2022/7/5(火) ②9/8(木) ③11/15(火) ④ ⑤2023/1/13(金) ⑥2/14(火) |
ところ | 各受入先工場 |
対象 | IE、物流、生産管理、生産技術、製造部門の方 等 |
年間登録費 | 会員:89,100円 ・ 一般:127,600円 (消費税10%込) [1口1名登録] |
備考 | 申込締切日:2022年 6月28日(火) ※年間登録費は、請求書に記載の期日までに指定銀行へお振り込み願います。なお、銀行へ支払う振込手数料に つきましては、お客様のご負担となりますのでよろしくお願いいたします。 ※6月29日(水)以降の参加取り消しにつきましては、年間登録費の返金を致しかねますのでご了承下さい。 【運営方法】 ①新型コロナウイルスの感染拡大状況、講師の都合などの事情により、日程・時間・内容並びに 開催形態の変更、参加の制限をさせていただく場合がございます。 愛知県、または例会開催県に「緊急事態宣言」が発令されている場合は、開催形態の変更、 または延期とさせていただきます。 愛知県、または例会開催県に「まん延防止重点措置」が発令されている場合は、受入先と相談の上、 開催させていただく場合がございます。 ②新型コロナウイルス感染予防対策として、事務局・講師・参加者の体温測定や手指消毒、換気、座席の間隔 確保、机の消毒等を実施しております。詳細につきましては、ホームページ(https://www.cpc.or.jp/ie/) をご覧ください。 ③集合場所・時間等の詳細案内を開催の約1カ月前に登録メンバーへEメールにてご案内しますので、 都度、ご出欠をご返信ください。 なお、同じ組織であれば、登録者以外(代理)の方の参加も可能です。 ④各例会とも指定の集合場所・時間に各自でご集合下さい。 (現地集合・現地解散) ⑤視察先の都合により、同業者の方々のご参加をお断りする場合があります。 その際は、他の例会への振替参加(+1名)をご案内いたします。 ⑥各例会とも、録音・写真撮影はご遠慮願います。 ⑦年間の運営ガイダンスは第1例会の際に行います。 【注意事項】下記事項を確認、同意の上、お申込みをお願いします。 1.講演の録画、録音、配布資料記載事項の無断転載、オンライン参加の場合は画面撮影、画面キャプチャー、SNSなどへの掲載を固くお断りいたします。その様な行為が発覚いたしました場合、事務局より削除を要請し、損害賠償を請求させていただきます。 2.(オンラインの場合)当方に起因しないシステムトラブルにより画像・音声に乱れが生じた場合については、再送信や返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 3.登録者並びに代理参加以外のご参加はご遠慮願います。(オンラインの場合、視聴URL等は参加されるご本人のみ有効です。第三者への転送はご遠慮ください。) 4.本注意事項については、代理参加となった場合は、代理参加者に自動的に適用されます。 問い合わせ先:広瀬・上田 TEL052-221-1261 |
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